2019-7-23
タンスの選び方にはコツがある? 購入前に知っておきたい大切なポイント
▼ 目次
- タンスを選ぶ前に知っておくと良い3つのポイント
- 置く場所や用途に合わせてサイズを選ぶ
- タンスの材質には「桐」がおすすめ
- 「地板の隙間」は多くの方が見落としがちなポイント
- タンスの引き出し構造を知る
- 引き出しの前面
- 引き出しの側面
- 引き出しの底面と上面
- 『スライドレールタイプ』
- レール付きで引き出しやすい
- 『フルスライドレールタイプ』
- スムーズに奥まで引き出せる
- 『スライドレールなしタイプ』
- 職人の技術がつまった逸品
タンスを選ぶ前に知っておくと良い3つのポイント
タンスを選ぶとき、お部屋の雰囲気に合わせてデザイン重視で選んでいる方は多いのではないでしょうか。デザイン以外のポイントを軽視して購入すると、使いにくかったり、サイズに不満を感じたりといった失敗も考えられます。ここでは、購入する前に知っておきたいタンスのサイズ、材質、内部構造について解説します。
置く場所や用途に合わせてサイズを選ぶ
タンスの主な用途は衣服収納ですが、使い方によってはお子様のおもちゃや、日用品などを収納する場合もあります。大小さまざまなサイズのものがありますが、重要なのは、「どこに置くか」、「誰が使うか」、「何を収納するか」の3つです。
タンスはお部屋の広さによって配置する場所が限られてくるため、広いリビングに置くのか、それともスペースの限られた寝室や子ども部屋に置くのかによってサイズの選び方も変わってくるでしょう。ほかにも、一人で使う、家族で使うという点も選ぶポイント。実際に置いてみたら、「思ったより大きかった、小さかった」ということがないように適したサイズを選ぶことが大切です。
タンスの材質には「桐」がおすすめ
タンスといえば木製で作られていることが多く「どれも変わらない」と思われがちですが、実は材質によってメリットが色々とあります。本体の外側に使われる材質と引き出しに使われる材質は異なる場合が多いので、引き出しに使われる材質をしっかりチェックしてみて下さい。
一般的に良いといわれている材質は「桐」です。桐製は、タンス内の湿度を一定に保ち、衣服をカビから守ってくれます。さらに、虫を寄せ付けない成分が含まれているため、防虫効果が期待できたり、熱伝導率が低いことで燃えにくかったり、大切な衣服を状態良く保管できるメリットがあり、おすすめです。
「地板の隙間」は多くの方が見落としがちなポイント
地板とは、タンスの引き出しを抜いたときに見える板のことを指します。地板をチェックする際に注目する点は、「地板が奥まで入っているか」です。
隙間のない地板であれば、衣服が下の段に落ちることなく、衣服も引っかからずに引き出しをスムーズに開閉できます。また、タンスの強度が増すメリットもあるため、長く使用するうえで安心できるポイントです。
タンスの引き出し構造を知る
タンスのサイズや材質など基本的なポイントを押さえたら、次にチェックしたいのが使いやすさです。
好みのデザインで使い勝手も良ければ、いつまでも大切に使いたいと思いますよね。毎日使う家具だからこそ、選ぶ際に重視したいポイントです。
使いやすく長持ちするタンスを見分けるためには、引き出しの構造について知る必要があります。では、引き出しをチェックする際のポイントについて紹介していきましょう。
引き出しの前面
引き出しの取っ手がついている前面の板を「前板」と呼びます。
前板のチェック方法は箱状の内部の板が「面で接合されているか」という点に注目しましょう。「面」で接合されている構造を「箱組」構造と呼び、頑丈で壊れにくいつくりです。なかには、内部が箱状ではなく、コの字型になっている構造のものがあります。コの字型の場合、前板には少ない面積の「線」で結合されているため、箱組構造のほうがより頑丈でしっかりとしたつくりと言えるでしょう。
引き出しの側面
引き出しの側板と前板の組み方も壊れにくさのチェックポイント!
側面の板に長方形で組まれている場合、経年劣化や使用頻度によって前板が外れやすくなる可能性があります。一方、台形で組まれている場合は、先端が広がっているので引っ張り強度に優れ、前板が外れにくいです。前板との組み方までチェックする方は少なく、見落しがちなポイントです。
引き出しの底面と上面
最後にチェックするのは、引き出しの底面と上面です。
底面は、衣服を多く収納しても重さで抜け落ちないようになるべく厚みのあるしっかりとしたものを選びましょう。厚みがないと、経年劣化でゆがみやすくなり、開け閉めをしにくくなる可能性があるので注意が必要です。
そして、引き出しの上面(底面の裏)が塗装されているかどうかもポイント。板のざらつきや凹凸で接触する衣服が傷んでしまうのを防ぐために、上面が塗装してあるかタンスの内側を触って確認することが大切です。
『スライドレールタイプ』
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ポイント
Point1
- レールの力で開け閉めラクラク
- お子様やご年配の方でも無理に力を入れることなく開けやすく、誰でも使いやすい。
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ポイント
Point2
- 引き出しを取り外しておそうじがしやすい
- タンスを移動したり、おそうじの際にも引き出しが取り外しやすいので使い勝手がいいです。
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ポイント
Point3
- 比較的リーズナブル
- 多くの商品で採用されており、選択肢が広く、比較的リーズナブル。
レール付きで引き出しやすい
お部屋をきれいにするために、タンスの容量いっぱいまで衣服を収納する方は少なくありません。スライドレール付きであれば、中身が増えて引き出しが重くなったとしても簡単に引き出せます。
そのため、お子様やご年配の方がいる家庭には、スライドレール付きのタンスを選ぶのがおすすめです。力に自信がないという女性にも使いやすいでしょう。多くの商品にはスライドレールタイプが採用されているため、お好みのデザインやサイズ、使いやすさのタンスが見つけやすいです。
また、スライドレールタイプの引き出しは簡単に取り外すことができるので、模様替えの際には引き出しごと取り出して移動がしやすいです。
「スライドレールタイプ」のおすすめ商品はこちら
『フルスライドレールタイプ』
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ポイント
Point1
- 大容量でもスムーズに引き出しやすい
- 厚手の服や冬服など、引き出しが重くなりやすい場合でもスムーズに引き出せるので便利。
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ポイント
Point2
- 引き出しを最後まで出せる
- 引き出しの奥まで最大限引き出せるため、どこに何があるかわかりやすく、荷物を整理しやすい。
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ポイント
Point3
- スライドレールより丈夫にできている
- 限界まで引き出しても、中身の重さで引き出しが下がらないように頑丈な作りになっている。
スムーズに奥まで引き出せる
フルスライドレールタイプの特徴は、ほかのタイプよりも引き出しの奥まで引き出せることです。
忘れられることの多い奥の衣服まで取りやすく、整理しやすいように作られています。衣服をたくさん収納したり、重さのあるものを入れたりしても、簡単に引き出せるため使い勝手が良いです。
さらに、最大限引き出しても安定感があるため、スライドレールタイプよりも丈夫な作りになっていることが多いのもメリットのひとつといえるでしょう。
「フルスライドレールタイプ」のおすすめ商品はこちら
『スライドレールなしタイプ』
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ポイント
Point1
- 部品がないため、丈夫で長持ちする
- レールがないため、部品の劣化や破損の心配がなく長く使える。
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ポイント
Point2
- 密閉度が高く、大切な衣類をしっかり保管
- レールがないので密閉度が高く、ほこりや虫、湿気などから衣類を守る。
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ポイント
Point3
- 見た目も良く強度も高い、職人の技が光る仕上がり
- 職人による伝統的な技術で作られた確かな品質と、美しさが魅力。
職人の技術がつまった逸品
スライドレールがついていないタンスは、比較的高級品であることが多いです。職人により高い精度で作られたものであれば、スライドレールがなくてもスムーズに開閉ができます。また、桐製のタンスでスライドレールなしの場合、密閉度が高くなりタンス内の湿度を一定に保つ効果が高まります。調湿効果や防カビ効果があるほか、防虫効果も期待できるためおすすめです。
スライドレールタイプの引き出しは、部品の劣化や破損によって買い替えが必要になる場合がありますが、部品のないスライドレールなしタイプなら壊れる心配もなく、購入した状態のまま長持ちしてくれるでしょう。ただし最下段の深い引き出しは、収納量が多いと重たく開閉しづらいため、スライドレールが付いている場合もあります。