2019-9-18
2段ベッドの選び方。購入前におさえておきたいポイント
▼ 目次
- 長く大切に、安全に使うため、2段ベッドはどこを見るべき?
- どれくらいの大きさが必要?2段ベッドのサイズ確認
- 安心して眠るために、見逃せない耐久性と安全性
- 長く愛用するために、機能にもこだわりたい
- 2段ベッドのマットレスは重要?
- どうして薄いの? 2段ベッドのマットレス
- 寝心地を考えてスプリングマットレスを選びたいなら
- 衛生的に使うためにベッドパッドは必須
- お子様が昇り降りしやすい『かけはしごタイプ』
- 傾斜のあるはしごで昇り降りしやすく、お部屋のレイアウトに合わせて使える
- 無駄なスペースを作らない『固定はしごタイプ』
- 見た目もすっきり、場所をとらない省スペース設計
- 圧迫感を感じにくいお部屋作り『ロータイプ』
- 安定感抜群で、ベッドメイキングも楽々。開放感が魅力のロータイプ
長く大切に、安全に使うため、2段ベッドはどこを見るべき?
大人でもお子様でも、睡眠中は誰もが無防備なもの。だからこそ、ベッドを選ぶ際には安全性の確認が欠かせません。お子様だけでなく、大人が使うこともある2段ベッドは、安全に長く使えるものが望ましいですよね。そして、ベッドを置くスペースの確認も重要。マンションやアパートなどの集合住宅ではベッド上段は天井が近く、圧迫感を感じてしまうということもあるでしょう。今回は2段ベッドを選ぶときに必ずおさえておきたいポイントを紹介します。
どれくらいの大きさが必要?2段ベッドのサイズ確認
最初に確認しないといけないのは、ベッドとお部屋それぞれの大きさです。長さや横幅は十分か、天井の高さはどれくらいあるのか、実測で確認しておきましょう。
一般的なマンションの天井高は2m40cm程度で、最近だと2m50cm程度です。2段ベッドを設置するにあたって、照明やエアコンとの距離は十分か確認しておきましょう。また、はしごの位置や形も重要です。安全に昇り降りできて、お部屋のスペースに合ったものを選ぶと良いでしょう。
安心して眠るために、見逃せない耐久性と安全性
2段ベッドは耐荷重を厳しく考えて設計され、棚から落ちないようにマットレスは薄く軽いものを使用します。
薄いマットレスは体圧が分散されにくいため、すのこの一部だけに負担がかかりやすいです。そのため、すのこは厚みのあるものが安心です。また、四方に受桟(うけさん)と呼ばれる落下防止板が取り付けてある製品ですと、より長く安心して使えるでしょう。
長く愛用するために、機能にもこだわりたい
目覚まし時計やスマートフォンを枕元に置きたい方には、収納棚やコンセントが付いているベッドが便利です。
また、2段ベッドの上段で寝返りを打つと、下段には多少のほこりが舞ってしまうので、「ほこりよけ」がついていれば、より快適に使えます。
さらに、上下を分解しシングルベッドとしても使える製品なら、将来お子様が大きくなってからも使い続けることができます。
2段ベッドのマットレスは重要?
ベッドの寝心地を左右する重要なポイントはマットレスの性質と相性。2段ベッドの場合は、耐荷重や安全性の観点からもマットレスを選びましょう。
特にお子様が使う場合、成長に伴ってマットレスが体形に合わなくなる、マットレスそのものが傷んでくるなどの理由で、買い替える必要もあるでしょう。ここでは、2段ベッドを選ぶときやマットレスを買い替えるときに確認したいポイントを紹介します。
どうして薄いの? 2段ベッドのマットレス
2段ベッドのマットレスが薄い理由は、マットレスが厚いと寝返りを打った時に柵を乗り越えてしまう危険があるからです。柵が安全機能を果たせるマットレスの厚さは、8〜10cm程度がおすすめになります。
また、一般的なマットレスのサイズは97×195cm前後とされており、買い替えを視野に入れるなら2段ベッドのサイズ確認をしておく必要があります。
寝心地を考えてスプリングマットレスを選びたいなら
寝心地や体への負担を考えるなら、ポケットコイルなどのスプリングマットレスがおすすめです。
しかし、一般的な厚みのあるスプリングマットレスでは、寝返りで2段ベッドの柵を乗り越えてしまう危険があります。
商品によってはスプリングマットレスの薄いタイプもあるので、ぜひ検討してみてください。
衛生的に使うためにベッドパッドは必須
毎日使うベッドには、ベッドパッドや敷布団を使わないと寝汗がマットレスに直接しみ込んでしまいます。2段ベッドのマットレスは洗えないものが多く、汗や汚れがカビの原因になってしまうことも考えられます。
乾きやすいポリエステル、吸湿性に優れたコットン、吸放湿性が高いウールなど、季節や用途に合わせたベッドパッドを用意し、こまめに取り換えていつも気持ちよく使いたいものですね。
お子様が昇り降りしやすい『かけはしごタイプ』
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ポイント
Point1
- 階段のように昇り降りしやすい
- 階段のような傾斜でスムーズな重心移動がしやすく、垂直はしごが苦手な人でも昇り降りしやすい
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ポイント
Point2
- はしごをかける位置を選ばない
- 室内の床スペースに合わせて、はしごをかける位置を自由に変えられるのが魅力
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ポイント
Point3
- 使わない時は取り外しができる
- 使わない時は取り外して片付けておけば、部屋を広く使えてデッドスペースも解消
傾斜のあるはしごで昇り降りしやすく、お部屋のレイアウトに合わせて使える
かけはしごタイプの特徴は、はしごに傾斜をつけることで、階段のように昇り降りがしやすくなっていること。体重移動をスムーズに行えるよう設計し、動作時の安全性を高めているので、固定はしごタイプのような垂直はしごをよじ登るのが苦手という人におすすめです。
はしごをかける位置を自由に変えられるのも、かけはしごタイプのメリットのひとつ。お部屋のレイアウトにあわせて使えます。傾斜角度の分だけはしごがベッドから離れるため、使用時にデッドスペースができてしまうという点がデメリットとして挙げられますが、簡単に取り外しができますので使わない時は邪魔にならない安全な場所に立てかけ、収納しておくことが可能です。