2020-9-01
島忠おすすめのベッドマットレス。マットレスが睡眠の質を左右する!?
眠る際に使うマットレスは、日々の睡眠の質を左右する重要なアイテムです。快適な眠りを得るためには自分に合った製品を使うことが大切ですが、マットレスには多くの種類があるため、どれを選べば良いのかわかりづらいもの。
今回は、マットレスの選び方や種類ごとの特徴、島忠おすすめのマットレスをご紹介します。
▼ 目次
- 睡眠の質を高めるマットレスの選び方
- サイズは体格や部屋の広さも含めて考える
- 寝心地を左右するマットレスのタイプ
- 体形や寝る姿勢からマットレスの硬さを考える
- 通気性や干しやすさなどの使い勝手もポイント
- ポケットコイルタイプ
- ボンネルコイルタイプ
- 高密度スプリングタイプ
- ノンコイルタイプ
- 脚付きマットレスタイプ
- ぴったりのマットレスで快適な睡眠を手に入れよう
睡眠の質を高めるマットレスの選び方
睡眠の質を高め、すっきりとした目覚めを得るためには、マットレスの選び方が重要です。自身にぴったりの製品を購入するために、選ぶ際は4つのポイントを確認しておきましょう。
サイズは体格や部屋の広さも含めて考える
マットレスは、一緒に寝る人数や体格、お部屋の広さ、マットレスを置くベッドフレームの大きさなどに合わせてサイズを選ぶ必要があります。
シングルサイズの場合は約100cm、セミダブルサイズで約120cm、ダブルサイズで約140cmと、ある程度横幅の大きさが決まっているので、選ぶ際の参考にしてください。
サイズを選ぶ際は、体の幅よりも約30cm以上、身長より約20cm以上、大きいマットレスを選ぶと、寝返りがうちやすく快適とされています。
体格の良い方が一人で使用する場合はセミダブル以上を、二人以上で同じマットレスを使って寝る場合はダブル以上のサイズを目安に選ぶのがおすすめです。体格やお部屋のサイズに合わせて、最適なサイズを選ぶようにしましょう。
寝心地を左右するマットレスのタイプ
マットレスは内部構造と詰め物、外側の布地の3つに大きく分けることができます。中でも、内部構造はコイルを使ったタイプと、ウレタンやラテックスなどの素材を使ったノンコイルタイプに大きく分けることができ、マットレスの特徴が異なります。
コイルを使ったタイプはさらに「ボンネルコイル」や「高密度スプリング」、「ポケットコイル」などの種類があり、それぞれ特徴があります。素材や構造によって横になった際の感覚が変わるので、自身の体に適したものを選ぶことが大切です。
また、コイルタイプのマットレスはある程度の厚みがないと、寝る際にコイルの感触が気になる場合があります。薄いタイプは底付き感があったり、腰を痛めたりする原因にもなるため、20cm程度の厚みを持ったマットレスを選ぶことをおすすめします。
体形や寝る姿勢からマットレスの硬さを考える
快適に眠ることができるマットレスの硬さは、体形や寝る際の姿勢などによっても変わります。
【体重が軽い方や横向きで寝る方】
体重が軽い方や横向きで寝ることが多い方は、低反発で柔らかいタイプのマットレスを使うと腰や肩にかかる負担を軽減できます。ただし、柔らかすぎて寝ている際に腰が沈み込んでしまうマットレスは寝返りをうつのが難しく、体に負担がかかってしまうので、ある程度の反発力は必要です。
【体格が良い方やうつぶせで寝る方】
体格が良い方やうつぶせで寝ることが多い方には、適度に固めのマットレスがおすすめです。硬めのマットレスは、体をしっかりと支えて沈み込みを防ぐため、腰の反り返りや首にかかる負担を軽減できます。また、寝返りがうちやすく体の負担が一か所にかかり続けるのを防ぐことができるため、腰痛持ちの方にも向いています。
通気性や干しやすさなどの使い勝手もポイント
日本は高温多湿な環境なので、マットレスにダニやカビが発生しやすく、早く劣化してしまいます。購入したマットレスを快適に長く使い続けるためには、通気性や干しやすさも重要なポイントです。
一般的には、「ボンネルコイル」や「高密度スプリング」のマットレスは通気性に優れていて、湿気がたまりづらいとされています。
通気性にやや劣る製品でも、軽く持ち運びが楽な製品なら干したり裏返したりして簡単に湿気を逃がせるため、マットレスを選ぶ際は使い勝手にも注目してみるのがおすすめです。
ポケットコイルタイプ
-
ポイント
Point1
- 体のラインや動きに合わせてコイルが沈む
-
ポイント
Point2
- コイルの反発力で、軽い力で寝返りをうてる
-
ポイント
Point3
- 振動が広がりにくく、2人で寝ても安眠しやすい
体の動きに合わせて沈み込み、やわらかな寝心地が楽しめる
ポケットコイルのマットレスは、コイルが1つずつ布などで包まれています。一つひとつが独立して動く構造のため、体の動きや凹凸に合わせて沈み込み、やわらかな寝心地を得られるのが特徴です。硬いマットレスが苦手な方や、腰や肩などへの負担が気になる方におすすめです。
また、ダブルベッドなど複数人で1つのマットレスを使う場合、隣の人が寝返りを打っても振動が伝わりにくく、横揺れで安眠を妨げることが少ないのもポケットコイルのメリットといえます。
注意点として、長年使い続けていると体の圧力がかかりやすい部分のコイルが先に傷んでしまう場合があります。また、コイル一つひとつが布などで包まれているため、通気性においてやや劣ります。ベッドパッドを利用するなど、湿気をマットレス内にこもらせないように注意しましょう。
「ポケットコイルタイプ」のおすすめ商品はこちら
ポケットコイルタイプ
ポケットコイルタイプは、コイルをひとつずつ袋に包んだものをマットレスに敷き詰めています。体を点で支えるため、体の重い部分だけが沈み込み体圧を効率よく分散できるのが特徴で、肩や腰への負担を軽減できます。フィット感も良いため、柔らかく包み込まれるような寝心地を求めている方におすすめです。
また、コイルが独立しているため寝返りの際の振動が伝わりづらく、二人以上での使用にも向いています。
コイルがそれぞれ袋で包まれているという構造上、通気性はボンネルコイルタイプより劣ります。マットレスの両面使用できるタイプは定期的に裏返して両面使用すると劣化しづらくマットレスが長持ちします。
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6.5インチGVスイートユーロトップ おすすめポイント
1) ユーロトップ仕様(TOPに厚いウレタン層)で、しっかりからだを支え包みこまれるような寝心地
2)端までソフトな寝心地。ボーダーワイヤーが隅々まで安定して支えます
3)表生地ニット素材で肌触りと包み込まれる感
ボンネルコイルタイプ
-
ポイント
Point1
- 硬めの寝心地で体格のがっちりした方に最適
-
ポイント
Point2
- マットレス内部の通気性に優れ、湿気に強い
-
ポイント
Point3
- 圧力が分散されるため、コイルの耐久性が高い
通気性が良くリーズナブルなマットレス
らせん状のコイルを連結させて、1枚のマットレスに組み上げているのがボンネルコイルタイプです。コイル同士がつながっている構造のため、やや硬めでしっかりした寝心地を感じられます。
コイル全体で体を「面」でしっかりと支えるので、やわらかいマットレスが苦手な方に向いています。スプリングマットレスの中では価格的にもリーズナブルなので、初めてスプリングマットレスを使ってみる方にもおすすめです。
ボンネルコイルタイプのマットレスは内部の通気性が良く、湿気がこもりにくいです。また、コイルが支えるのは点ではなく面であるため、特定部分のコイルだけが先にへたってしまうこともなく、長く快適に使えます。
なお、ボンネルコイルはコイル同士が連結しているため動くと横揺れしやすく、2人で並んで使う方には隣の人の揺れが気になる場合があるので、選ぶ際には注意しましょう。
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ボンネルコイルタイプ
らせん状に巻いたコイル同士を連結させ全面に配置していて、適度な硬さと沈み込みを感じられるのがボンネルコイルタイプです。体を面で支える構造なので、体の一部だけが沈み込むのを防ぎ、弾力が強めで寝返りがうちやすく、通気性にも優れているため湿気がこもりづらいなどのメリットがあります。
しかし、ボンネルコイルタイプはコイル同士が連結しているため振動が伝わりやすいです。二人で寝ていると寝返りの際に横揺れが気になることもあるため、一人で寝る際の使用に適しています。
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高密度スプリングタイプ
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ポイント
Point1
- コイルを高密度に配置し、耐久性を向上
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ポイント
Point2
- マットレス内部の通気性が良く、湿気に強い
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ポイント
Point3
- 体を面で支える構造で、安定感のある寝心地
硬めでしっかりした寝心地を求めている方におすすめ
一般的なボンネルコイルタイプのマットレスよりも、さらにコイルの数が多く、すきまなく連結させているのが高密度スプリングタイプです。クッション性が少ないため体が沈まず、安定感があり、横揺れもしにくいです。
高密度スプリングタイプはマットレス全体の面で体を支えるため、体の部分的な落ち込みがなく、理想的な寝姿勢を保ちます。体重が重くマットレスが沈みやすい方、背骨や腰のカーブがゆるやかな方、うつぶせ寝をすることが多い方にも向いている、しっかりした構造が魅力です。
ただし、高密度スプリングマットレスは非常に反発力が強いため、横向きで眠るのが好きな方にとっては疲労感の残りやすい睡眠になりがちです。反対に、あまり寝返りを打たず落ち着いて眠れる方、もともと畳に布団を敷いて寝ていた方にはなじみやすいマットレスといえます。
また、コイルの密度が高いものの、通気性に優れています。体圧に強いためコイルがへたりにくく、長く使える製品が多いのも高密度スプリングマットレスの特徴です。
「高密度スプリングタイプ」のおすすめ商品はこちら
高密度スプリングタイプ
ボンネルコイルタイプと同じく、連結させたコイル同士を全面に配置しているタイプですが、コイルの密度を高めているので、さらに体の沈み込みが少なく、硬めの寝心地が特徴です。また、コイルが多い分耐久性にも優れ、通気性も良いため、マットレスを長く使い続けることができます。
ボンネルコイルのデメリットである横揺れも軽減されているので、二人での使用にも向いています。硬めの寝心地が好きな方や寝返りが多い方は、こちらのタイプを選んでみてはいかがでしょうか。
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ノンコイルタイプ
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ポイント
Point1
- スプリング独特の固い感じがない
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ポイント
Point2
- 素材や設計によりさまざまな機能がある
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ポイント
Point3
- 金属部分がなく軽いため、移動や処分がしやすい
素材によって寝心地が大きく変わる
ノンコイルタイプは主にウレタン素材、樹脂などの硬質繊維、ヤシなどの天然繊維、エアベッド、ウォーターベッドなど、コイルスプリングを使用しないタイプのマットレスのことです。素材や設計により硬さ・厚みなどの質感や機能が大きく異なり、非常に多くのバリエーションがあります。
例えば、ウレタン素材のマットレスは平らな製品だけでなく、表面に凹凸を作って点で体を支える機能を搭載したものもあります。金属部分がないため、処分も容易です。
ただし、ノンコイルタイプの内部に素材が詰まっているマットレスは、通気性が悪く湿気がこもりやすいことも考慮しなければなりません。ウレタン素材や天然素材などのマットレスそのものが汗を吸ってしまうと、そこからカビが生えてしまう恐れがあります。使用する際は、必ずベッドパッドを用意しておきましょう。
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ノンコイルタイプ
ノンコイルタイプは、低反発ウレタンや高反発ウレタン、ラテックスなど、使用される素材の種類が豊富で、それぞれ機能性や硬さなどが異なります。
ノンコイルタイプを選ぶ際は、好みの硬さからマットレスを選ぶようにしましょう。通気性はコイルタイプに比べると劣りますので両面使用できるマットレスなら定期的に裏返して使用すると長持ちします。
体を押し返す力が控えめな低反発タイプのものはフィット感に優れ、体重が軽い方や柔らかい寝具が好きな方に向いています。
一方で、弾力のある高反発タイプのものは、体の沈み込みが少ないため寝返りがうちやすく、寝る際に正しい姿勢をキープしやすいなど、体格の良い方や腰痛にお悩みの方におすすめです。
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脚付きマットレスタイプ
マットレスに脚を付けたシンプルなデザインが特徴です。シンプルな分、お部屋に圧迫感を出さずに設置できるので、ワンルームや荷物が多いお部屋での使用にも向いています。マットレスとベッドフレームをそれぞれ買うよりもリーズナブルなのも魅力です。
一般的なマットレスと同じく、内部構造にはボンネルコイルやポケットコイルが使われています。体格や好みの硬さなどを考慮しながら選ぶようにしましょう。
ぴったりのマットレスで快適な睡眠を手に入れよう
快適な睡眠を手に入れるためには、体格や寝る際の姿勢に合ったマットレスの活用が欠かせません。そのためには、マットレスが持つ特徴を知っておくことが大切です。 マットレスの大きさだけでなく、使われている素材や構造、硬さなども考慮したうえで最適なマットレスを選び、毎日の眠りの質を高めてみてはいかがでしょうか。