2020-10-13
ベッドフレームのおすすめのタイプは? 違いを知って寝室作りに活かそう
ベッドと聞いた際に、マットレスとベッドフレームがセットになっている製品を想像する方も多いでしょうが、実はベッドフレーム単体でも買うことができます。ベッドフレームのデザインや使われている素材はお部屋の雰囲気を左右するため、インテリアとしても重要です。
そこで今回は、ベッドフレームを単体で選ぶ際のポイントや、おすすめのベッドフレームのタイプをご紹介します。
▼ 目次
- ベッドフレーム選びのポイント
- お部屋の大きさから選ぶ
- ベッドフレームの高さ
- ベッドフレームの素材
- 収納スペースが少ないお部屋の場合は、収納の有無が重要
- 確認しておきたいベッドフレームの機能性
- フラットタイプ
- キャビネット付きタイプ
- ヘッドレスタイプ
- 脚付きタイプ
- 収納付きタイプ
- 畳タイプ
- 好みに合ったベッドフレームを選ぼう
ベッドフレーム選びのポイント
ベッドフレームを選ぶ際は、あらかじめ確認しておきたいポイントがいくつかあります。ベッドフレームを選ぶ際に確認したいポイントをご紹介します。
お部屋の大きさから選ぶ
お部屋にベッドを置く際は、人が通るための通路を確保しておく必要があります。家具の配置にもよりますが、人が動くための動線として50cmほどはベッド周りの空間を確保できるかどうかを考えるようにしましょう。
ベッドを設置する場所の近くに椅子やタンスなどがある場合は、椅子の動きやタンスの戸を開けられるだけの空間も考える必要があります。ベッドと椅子の間は60cm程度、タンスの開け閉めを必要とする場合は70cm程度の空間を確保するのが目安です。
また、ベッドフレームの大きさは上に乗せるマットレスの大きさにも関わります。一般的には、大人一人で横幅が120cmのセミダブル、大人二人なら横幅160cmのクイーンサイズのマットレスを選べば、寝る際に窮屈さを感じることはないとされています。
使用する人数やお部屋の広さなども踏まえて、できるだけ大きめのベッドフレームを用意しておくと、快適に眠ることができるでしょう。
ベッドフレームの高さ
ベッドフレームは、脚が付いていて背が高いタイプと背が低いロータイプの2種類に大きく分けることができます。ベッドフレームの高さは機能性やお部屋の雰囲気に関わるため、サイズと同時に確認するようにしましょう。
一般的にフレームが高いものほど、ベッドフレームの床面とお部屋の床との隙間が大きくなるため通気性に優れています。しかし、ほこりがたまりやすくこまめなお掃除が必要で、お部屋の広さによっては圧迫感を覚えることがあります。
一方、フレームが低いタイプは通気性に劣りますが、万が一ベッドから落ちてしまった際に怪我をしづらいため、小さな子どもや寝相が悪い方でも安心です。圧迫感が少なく、お部屋を広く見せる効果もあります。
どちらのタイプにも一長一短あるので、用途やお部屋のデザインに適した高さのベッドフレームを選ぶことが大切です。
ベッドフレームの素材
ベッドフレームの素材として主に使われているのは、ウッド(木製)やスチール(金属製)、合成皮革(PVC)、ファブリック(布製)の4種類です。それぞれ特徴が異なるので、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶと良いでしょう。
【ウッドフレーム】
多くのベッドで使用されているウッドフレームは、ナチュラルな風合いを感じられ、洋風から和風までどのようなお部屋にも合わせやすいのが魅力です。
ウッドフレームの中にも、天然木を使ったものから木目のプリントを貼った化粧合板と呼ばれるものなどいくつか種類があり、素材によって値段が大きく変わります。
【スチールフレーム】
ベッドフレームの床面が網状になっているものが多く、通気性に優れている、軽く持ち運びやすいといったメリットを持つ製品が多いです。シンプルな印象のお部屋に似合います。
【合成皮革(PVC)フレーム】
合成皮革(PVC)フレームは高級感があり、シックで落ち着いた雰囲気のお部屋を作るのに向いています。汚れに強いのも合成皮革の魅力ですが、傷が目立ちやすいので注意が必要です。
【ファブリックフレーム】
ファブリックフレームは柔らかな肌ざわりでやさしい雰囲気が特徴です。カーテンやソファなど、他のファブリックアイテムと色柄を組み合わせて楽しむこともできます。
確認しておきたいベッドフレームの機能性
ワンルームに住んでいたり、寝室が狭く収納場所が少なかったりする場合は、ヘッドボード部にキャビネット(宮棚)が付いていてスマホなどの小物を置けるタイプや、ベッド下を収納として活用できるタイプがおすすめです。
キャビネット部分にコンセントや照明が付いているものもあり、スマートフォンの充電や就寝前に読書をしたりすることもできます。
その他にも、マットレスを置く部分がすのこ状で通気性に優れたベッドフレームなどもあるので、どのような機能性があるのか確認しておくことをおすすめします。
フラットタイプ
フラットタイプは、ヘッドボードにキャビネットが付いていないシンプルなデザインのベッドフレームです。
ヘッドボードに厚みがなく、壁際にぴったり寄せることができるので、設置の際に場所を取りません。ヘッドボードにクッションや傾斜が付いているタイプなら、寄りかかってテレビを見たり読書したりすることもできます。
ヘッドボードに小物を置くことは難しいので、目覚まし時計やスマートフォンなどを置いておけるサイドテーブルも一緒に用意しておくと便利です。
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キャビネット付きタイプ
ヘッドボードにキャビネットが付いているタイプのベッドフレームは、フラットタイプに比べてヘッドボードの厚みは増しますが、時計やスマートフォン、眼鏡といった小物を置くことができます。
コンセントの差込口が付いている製品も多く、照明をつけたり枕元でスマートフォンを充電したりできるため便利です。
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ヘッドレスタイプ
ヘッドボードが付いていないヘッドレスタイプのベッドフレームは、ヘッドボードの高さや厚みがないため、お部屋をすっきりと見せることができます。ヘッドボード部にホコリがたまることもないので、枕元を清潔に保ちやすいのも魅力です。
また、使用しているパーツが少ない分、高級な素材を使用している製品でも、フラットタイプやキャビネット付きタイプに比べて価格が抑えられている場合もあります。
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脚付きタイプ
底部に脚が付いている脚付きタイプのベッドフレームはお部屋の床との距離があり、床面がすのこ状になっている製品も多いため、通気性に優れているのが特徴です。ベッドフレームとしては一般的な形状なので、豊富なバリエーションの中から製品を選ぶことができます。
脚の高さがある場合は、ベッドの下に収納ケースなどを置いて収納スペースとして活用するのもおすすめです。
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収納付きタイプ
収納があらかじめ備え付けられている収納付きタイプのベッドフレームは、引出が付いているタイプと、床板を跳ね上げてベッド下をすべて収納スペースにできるリフトタイプに分けられます。
引出が付いているタイプは、引出を出すためのスペースを確保する必要がありますが、荷物の出し入れが簡単で普段使いしやすいです。一方のリフトタイプは、収納に手間がかかるため日常的な使用には向きませんが収納スペースは広く、使用頻度の低い季節もののアイテムなどをしまうのに便利です。
収納スペースの量や使い勝手を考えて、どちらのタイプが適しているか考えるようにしましょう。
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畳タイプ
布団の寝心地が好きだという方には、畳タイプのベッドフレームもおすすめです。通常のベッドフレームはマットレスを乗せますが、畳タイプは布団を乗せて使うため、和室のような感覚で寝ることができます。
畳特有の肌触りの良さがあり、断熱性や保温性にも優れています。畳の材料である、い草の香りにはリラックス効果があるため、安眠効果も期待できるでしょう。
しかし、普通のベッドに比べると寝心地は硬めで、布団を敷きっぱなしにしているとカビが生えてしまう恐れがあるので、定期的に布団を上げて風を通すといったメンテナンスが必要です。
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好みに合ったベッドフレームを選ぼう
ベッドフレームは、毎日の眠りの質やお部屋の雰囲気を高めるために重要なアイテムです。フレームの種類や収納の有無などで多くの種類に分けられるため、ベッドフレーム選びの際は、重視したいポイントを先に決めておくとスムーズです。
お部屋の広さや他のインテリアとの相性なども考えながら、自身の好みに合ったベッドフレームを選ぶようにしましょう。