2020-1-30
居心地よく幸せになる「北欧スタイル」のつくり方
家に帰ってもあまりリラックスできなかったり、疲れがとれなかったり……もっと居心地のよい家にしたいと思ったことはありませんか?ゆっくりくつろげる家にしたいなら、豊かな時間を過ごせる北欧スタイルがおすすめ。癒しの空間をつくれます。北欧スタイルにする方法を写真とともにご紹介し、おすすめの家具やライト、小物についても解説します。ぜひ参考になさってください。
▼ 目次
北欧スタイルとはどのようなスタイル?
ゆっくりくつろげる空間を大事にする北欧スタイルの家は、素材のぬくもりや遊び心のある色使いが特徴です。冬が長く日照時間が短い北欧は、家で過ごす時間がとても長くなります。北欧の人々は、家の居心地のよさを追求するスペシャリストであり、幸福度が高いことでも有名です。北欧スタイルを取り入れれば、ゆったり幸せを感じられる住まいをつくれます。
さっそく、北欧スタイルをつくる3つのコツを解説します。
無彩色をベースにする
北欧らしいナチュラルなテイストにするには、無彩色をベースにするのがポイント。無彩色とは色味のない色のことで、白・グレー・黒などです。黒だと強い印象になるので、白やグレー、あるいは自然なウッドカラー系を中心にするとぬくもりが感じられる心地よい空間に仕上げやすいです。
部屋の主役となるソファやダイニングセットは無彩色にして、家具も木材のやさしい色合いで統一しましょう。
素材の数を絞る
素材の数を絞るのも北欧スタイルのコツ。一部屋にたくさんの素材や色があると、全体的にゴチャゴチャしてせわしない雰囲気に。落ち着かなくなってしまいます。
木材をメインにして、ほかの素材や色はアクセント程度におさえましょう。部屋に統一感が出て洗練された印象になります。木材や無彩色はどんな部屋にもなじみやすく、北欧初心者さんにもおすすめです。
パーソナルスペースを設ける
パーソナルスペースを設けてひとりの時間を作るのも北欧スタイル。北欧の人々は豊かな時間を大切にします。みんなで団らんしてお茶を楽しむ時間と同じくらい欠かせないのが、ひとりでゆっくり本を読んだり編み物をしたりする時間です。
ひとりがけのソファを置き、ゆっくり過ごせるパーソナルスペースを設けましょう。みんなと過ごす空間とひとりで過ごす空間の両方を作ることで、暮らしがより豊かになります。
おしゃれ感が上がるアクセントカラーの選び方
無彩色の部屋にアクセントカラーで彩りを添えると一気におしゃれになります。マスタードイエローはいかにも北欧らしい定番カラー。マスタードイエローの鍋やポットを見える位置に置くと北欧のこなれ感が出ます。ほかにも自分の好きな色で個性を出すとインテリアを考えるのが楽しくなります。
アクセントカラーを選ぶポイントを3つご紹介します。
部屋の1〜2割に配色する
シンプルに整えた素材感を崩さないように、アクセントカラーは部分的に活用するのがコツです。北欧スタイルは全体的にナチュラルにまとめているぶん、ラグやクッションなどほんの少し彩りを添えるだけで印象が変わります。
暖色か寒色のどちらかで統一する
どの色を選べばいいか迷ったら、暖色か寒色のどちらかで統一しましょう。北欧スタイルの家にするなら色は使いすぎず、アクセントカラー含め3色ぐらいに留めておくのがコツ。テーマカラーを決めてから、アクセントカラーで自分らしさや遊び心をひとさじプラスしましょう。
ベースカラーと合う色にする
アクセントカラーはベースカラーと合うものにします。ウッドカラーを基調にしたインテリアでまとめた部屋なら、それらと相性のいい色をアクセントカラーで取り入れると季節感がでます。たとえば、冬ならあたたかみのある赤茶をアクセントカラーにすると居心地がよくなります。
家具はすっきりしたデザインで実用性が高いものに
北欧スタイルにするなら、すっきりした脚のデザインがおすすめ。軽やかな抜け感を出すために、食器棚やテレビボードはすっきりした脚で統一感を出しましょう。床部分に空間があるだけで部屋に奥行き感が出てすっきりした印象に。限られたスペースでもゆとりを感じられます。
また、実用性もポイントです。インテリアはおしゃれさを重視しがちですが、北欧スタイルの家は実用性も維持されています。家具の利用シーンを想像して、快適に暮らせるかイメージしながら選びましょう。
まず、掃除がしやすいか。使っているモップやお掃除ロボットが隙間にちゃんと入るか確認しましょう。次に、家具の使いやすさ。テレビボードならテレビの観やすさ、食器棚なら食器の取りやすさが大切! 高さや奥行きなどのサイズ感もチェックしてみてください。
リビングは上質なくつろぎがテーマ
リビングの主役になるソファは、ナチュラルカラーで木質感のあるすっきりしたデザインに。クッションのボリュームを出し過ぎず、圧迫感がないシンプルなタイプを選びましょう。1人用のソファも置いてパーソナルスペースを作り、リラックスできるようにします。
ソファと同じ場所に置くリビングテーブルは、ソファのデザインや素材と合わせるのがポイント。すっきりした脚で抜け感を出すとバランスがよくなります。テーブルサイズはソファとのバランスをとりながらも、しっかり導線を確保。棚付きを選ぶことで、読み物などすっきり収納もできます。
キャビネットやテレビを置くローボード、シェルフなどの棚は、なるべく色やデザインを統一すると調和を取りやすくなります。収納は見せる部分と隠す部分をうまく使い分け、北欧らしいアイテムやお気に入りのマグカップなどを魅せるなどして、インテリアを楽しみましょう。
ダイニングはカフェをイメージ
ダイニングテーブル&チェアは、ソファと同じ木材と張地で統一。こちらもすっきりした脚で抜け感を出します。
ダイニングボード(キッチンボード)も木材のすっきりした脚のタイプに。カップボードとも呼ばれるダイニングボードには、マグカップやティーセットを置くのが北欧流。北欧ではお茶やコーヒーを飲みながら休憩したり会話したりする時間を大切にする文化があり、ティータイムに使う食器を豊富に揃えています。飾りたいものは見える部分に置きましょう。
食器はガラス食器よりも北欧らしい柄物を揃え、飾る食器と隠す食器に分けるとインテリアの幅が広がります。木の食器などカフェのイメージで揃えるのがおすすめです。