上質で洗練された空間になる「モダンスタイル」のつくり方
いざインテリアを変えようと、あれもこれもアイテムを並べていくと統一感がない雑然とした部屋になってしまうもの。そんな時におすすめなのがモダンスタイルです。無駄をできるだけ省き、必要なモノだけ厳選して作るスタイリッシュなモダンスタイルは、シンプルかつ上質な暮らしを作り上げます。
今回は、モダンスタイルの部屋の配色や家具の選び方、小物の合わせ方のコツをご紹介します。だれでもすぐにモダンスタイルを取り入れられるので、ぜひ参考になさってください。
ローベッドで空間を最大化した寝室
寝室の主役はベッド。スペースを最大限生かせるローベッドを置き、ゆったり開放的な空間を作りましょう。直線的なすっきりしたフレームは圧迫感がなく、実際のサイズよりも一回り小さく感じさせます。上品であたたかみのあるウォールナットのベッドフレームは、キャビネットのLED照明で室内を優しく包み込み、リラックスできる空間に仕上げます。
寝具はストライプなど直線的でモダンなデザインと爽やかな色でまとめましょう。華やかな色よりも落ち着いた白や黒、ブルーなどがおすすめです。ホテルのような高級感を出すのがコツです。
寝室のサイドボードは、リラックスできるよう生活感を感じさせないすっきりとしたデザインが適しています。寝室は衣類を収納することが多いので、中身を見せない収納を心がけましょう。素材はベッドと同じウォールナットに。低めの脚付きタイプにしてゆとりを持たせれば空間を最大化できます。
スローケットやラグは、あか抜けたモダンスタイルと相性がいい白・黒・グレーなどのモノトーンカラーにして、家具やアクセントカラーを引き立てましょう。特に中間色のグレーは万能で、どんな部屋にもなじみます。
補色を取り入れた小物や雑貨でメリハリをつける
ぜひ取り入れてほしいのが、スローケットとクッション。毛足が長いフリンジ付きのスローケットは高級感があり、モダンスタイルを格上げします。
クッションはストライプや幾何学模様など直線的な柄がモダンスタイルにマッチします。色は部屋の主役となる家具の補色にするといいアクセントになり、部屋全体の印象を引き締めつつ華やかに演出します。リビングならソファの補色に、寝室なら寝具の補色にしましょう。
ほかにも部屋にみずみずしい生命力をプラスする観葉植物や、本や雑誌をインテリア感覚で飾ることができるマガジンラック、小物をおしゃれに収納できるバスケットなどもモダンスタイルにぴったり。アクセントカラーになる食器はガラス戸など見える場所に置きましょう。
アクセントカラーを採用した小物やデザイン性が高い小物は、部屋に入って最初に目がいく棚上や角などに置くのが上級テクニックです。シックで落ち着いた印象をキープしながら、パッと明るく洗練されたおしゃれ感を醸し出せます。